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Peppermint Energy

太陽光によるエネルギー供給を
3D プリンティングがサポート

「形状と機能が同じでなければならないことに気づいたのは、
物理的な形で見たときが初めてでした。」
Peppermint Energy  Brian Gramm 氏

名案

Peppermint Energy の太陽光発電機を電源にしたギターを演奏する人

古い道筋の落とし穴を見ることで、新しい道筋がクリアになることがあります。 Brian Gramm 氏が風力発電所などの大規模な再生可能エネルギーを研究していた時に、全く新しいアプローチが自分の前に現れました。 グリーンエネルギーを古い大規模プラント網のような送電図を見るよりも、消費者がどこにでも携帯のできる自分用の小型発電プラントを使って発電をその場で行うようにしたらどうだろう?

「オフィスのビルなど大規模な太陽光が適した状況があります。しかし、日常使用しているものは、ほとんどの場合、それほど多くの電力を必要としません」と、Gramm 氏は言います。 また、FORTY2 と呼ばれる携帯式プラグ&プレイの太陽光発電機を作る米サウスダコタ州にある企業、Peppermint Energy を共同設立しました。 スーツケース入りの太陽光プラントのように、FORTY2 は、太陽から十分な恵みを受け取り、ランプ、ノートパソコン、場合によっては寮の冷蔵庫にまで電気を供給します。 バッテリーが電力を蓄え、日没後に電力を供給します。

配電へのインスピレーション

現場での Peppermint Energy 太陽光発電機

FORTY2 はアイデアと配電の間で多くの変化をもたらしました。 当初、Gramm 氏は、このデバイスが、オフグリッドのレクリエーションを求める米国の消費者のテールゲートピクニックをする人やキャンプをする人達に支持されると考えていました。 しかし、3 億人もの人が信頼性の高い電気なしで生きている発展途上国で FORTY2 のできることについて専門家は、何よりも興奮しました。 Peppermint社 のデバイスが、日没後の仕事や学習のためのランプ、災害救援のための機器、ペニシリンのための冷蔵庫に電源を供給できるのであれば、生活を変えることができるかもしれません。

救命薬を、かつて届けられなかった場所にも届けられる可能性があります。このデバイスは、起業家が無料の信頼性の高い電力を収益化する方法を見つければ、遠隔地での商取引を刺激することもできます。

最良のことを行うために、Gramm 氏は、FORTY2 が頑丈でなければならないことに気づきました。 ポータブルサイズで、冷蔵で必要な大電力のスパイクを提供することが大きな技術課題でした。 Gramm 氏は、自らのビジョンを実現するために、人材、資源、人間関係の組み立てに着手しました。 「正直なところ、この時点で持っていたものは少しのアイデアと映像だけでした」と、同氏は言います。

以前エンジニアは、CAD で可能な限りデバイスに磨きをかけていましたが、Peppermint社 では、物理的なプロトタイプを必要としていました。「自分も含めて誰もが、画面上で見ている時に、本当にサイズとスケール感を理解するのは難しいことでした」と、Gramm 氏は言います。 3フィート幅で、およそ 60 ポンドの重さをもつFORTY2 には、複雑で、コンポーネントをすべて保持するのに十分な強さをもつ非常に堅牢なハウジングが必要でした。FDM®(熱溶融積層法)3D プリンティングが唯一、そのソリューションを提供できるものでした。

Fortus® 3D プロダクションシステム で制作した最初のフルスケールプロトタイプで設計上の考慮事項のいくつかが明らかになり、FORTY2 の楽しく簡単な操作につながりました。 「形状と機能が同じでなければならないことに気づいたのは、物理的な形で見たときが初めてでした」と、Gramm 氏は言います。 例えば、電源スイッチは不要です。 FORTY2 を開くだけで電源がオンになります。 Peppermint チームはまた、最初のプロトタイプが扱いにくいことが明らかになってから、意図したよりもさらに小さな全体デバイスを作ることにしました。 Gramm 氏によると、もう一度やらなければならないとすれば、プロセスのもっと早い時期に 3D プリンティングを使用していただろう、といいます。

モデリングとコミュニケーション

強化 ABS プラスチックで作られた 3D プリントプロトタイプ 驚くべきことに、プロトタイプのもつ成功へのもう一つの重要な要素は、コミュニケーションです。 「これまではベンダーに対して、『自分が見せることのできない製品を協力して機能するカスタマイズ品を作れますか?』と尋ねていました」と、Peppermint 社長 Chris Maxwell 氏は言います。 フルサイズのプロトタイプにより、製造者やコンポーネントベンダーとの話し合いが容易になったのです。 同社長は、「何よりもまず、製品が有形であれば、潜在的な投資家は、単にアイデアではなくビジネスを買いにいこうと考えるようになりました」、と言います。 人によっては、週末にプロトタイプを家に持ち帰っていました。

そして2つ目のプロトタイプにおいて、同チームは、FORTY2 の設計で、1/4 インチの欠陥を見つけました。Gramm 氏によれば、これは CAD で見過ごされてきたものです。 また、冷蔵で必要な強力バッテリーにより、他のコンポーネントを縮小することが必要となりました。 「変更を行うことができましたが、自分の推定では、ツーリングで、少なくとも 25 万ドルの節約ができました」と、Gramm 氏は言います。 2つの FDM プロトタイプにより、チームは希望ではなく自信をもって生産に取り組むことができました。

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