イベントレポート

Stratasys 3Dプリンタフォーラム DDMフォーラム 第二弾

【前編】自動車業界における DDM活用事例

2015年6月9日  執筆者:Stratasys Japan

注目が高まるDDM! 4都市でフォーラム第二弾を開催

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第一回の盛況とご好評を受けて、自動車業界に特化したかたちで第二弾を開催いたしました。
2015年4月から5月にかけて、大阪・名古屋・東京・福岡を巡回し、多くの方にご来場いただいた今回のフォーラム。自動車という日本の主幹産業においても、「DDM」や「3Dプリンタ」への関心・注目が高まっていることが伺えました。
このコラムでは、前編・後編の2回にわけて、名古屋会場から届いたレポートをもとに、講義の内容の一部をご紹介いたします。


※DDM(DDM(Direct Digital Manufacturing)
3Dプリンタを使って3Dデータから最終製品を直接製作すること。また、製造現場においては、治具や取り付け具などに活用されるケースも増えている。

開会のご挨拶

~ アメリカから届いた、DDMの“今”を伝える写真 ~

株式会社ストラタシス・ジャパン
代表取締役社長 片山浩晶

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「これは、現実の世界の光景です。」


開会のご挨拶のあと、スクリーンに映し出されたのは、100台もの大型3Dプリンタがずらりと並んだ写真。ストラタシスのグループ企業であるStratasys Direct Manufacturingの工場で撮影されたものです。この工場では、一日に約100件ものDDMの注文が集まり、お客様から送られてきた3Dデータは、各機器に自動で振り分けられて造形が始まります。さらに、すべての機器がネットワークでつながり、それぞれの3Dプリンタの稼働状況をモニタリングすることもできます。
「アメリカにおけるDDMは今、このような状況になっています。」
日本ではまだ見慣れない光景に、フォーラム参加者の方はモニターを見入っていらっしゃいました。

製造業で本格化するDDM

~ DDMによる部分最適化が、新しい価値を生んでいる ~

株式会社ストラタシス・ジャパン
営業開発 小山 丈博

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「この形状の違いを見てください。3Dプリンタを使えば、これまでは加工の手間やコストがかかるからと諦めていた複雑な造形や、滑らかな形状が可能になります。さらに、切削をすると削られた材料は無駄になりますが、3Dプリンタは材料を積み重ねる積層方式なので、ロスがありません。」


小山の講演内容は、3Dプリンタを取り巻く市場の動向からはじまり、機器のラインナップや製造方式、DDMによって生まれるメリット、製造業における具体的な事例まで、多岐にわたりました。


DDMの効果とは?

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BMW社の事例も紹介

自動車用組み立て、テスト用途の治具を作成、作業者、工程に多くのメリット r001_04

BMW社では、自動車の組み立てやテスト用の治具を3Dプリンタで作成しています。作成がスムーズになっただけでなく、それまで金属だった治具を樹脂にすることで、軽量化を実現。作業者への負担が減り、作業効率のアップにつながっています。さらに、作業現場でのケガを防止するため、作業者一人ひとりに合わせた防具も、3Dプリンタで作成しています。

DDMの導入効果

また、小山は、治具や固定具に3Dプリンタが用いられる例もご紹介し、治具を管理するための「文字入れ」や「人間工学にもとづいたデザイン」も、3Dデータ上で可能になると述べました。

自動車業界の製造シーンにおいて、工程のすべてを3Dプリンタに置き換えることは、まだ現実的ではないでしょう。しかし、既存の技術・工法と組み合わせることで、部分ごとの最適化をはかり、新しい価値を生み出すことができるのです。


次回、レポートの後編では、アメリカのストラタシス本社から訪日した、航空宇宙・自動車・防衛分野におけるDDMのスペシャリストであるアンドリュー・ストームの講演内容をご紹介いたします。



【後編】自動車業界における DDM活用事例

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