2015年1月23日、第3号


新機能を搭載した3Dプリンタの新製品群と
新たなマテリアル、12製品を発表!

3Dプリンタの新しい機能と造形材料が、製造業や設計者の競争力を強化

APJ Newsletter Issue 3 image 13APJ Newsletter Issue 3 image 16

昨年11月にストラタシスは、新機能を搭載した 3Dプリンタの新製品群と 新たなマテリアルの販売を開始しました。多岐にわたる最新技術が数多く導入され、当社では過去に例のない大規模な新製品発表となりました。今回の新製品群と新たなマテリアルがもたらす新機能と拡張性により、さらにハイエンドのプロトタイプと最終製品パーツをより簡単に、素早くかつ効率よく製造することが可能です。これらは、お客様の産業競争力向上に大きく寄与します。

新製品の概要:

  • 独自のトリプル・ジェッティング・テクノロジーをすべてのConnexシリーズに搭載: これにより、さまざまなアプリケーションと予算要件を企業に提供し、コンパクトでオフィス仕様の3Dプリンタから産業規模のシステムにいたるまで、単一モデル内で軟質、硬質、カラーを含む多種多様なマテリアルの組み合わせが可能になりました。
  • FDMプロダクションシステムの造形時間を最大20%向上: 複雑なプロトタイプ、生産補助ツールや最終製品パーツを提供するために、効率性と使いやすさを必要とする企業にとって、より理想的なソリューションを提供します。
  • 食品加工用ツールの造形や医療機器向けに蒸気殺菌が初めて可能: 新たにFDMマテリアル「ULTEM® 1010」をリリースしました。さらに向上した造形スピード、靭性、耐薬品性により、航空宇宙および自動車業界でメリットを提供することできます。
  • 広範なマテリアル対応で、これまでにない汎用性を提供: デスクトップ3Dプリンタ「Objet30 Prime」は、コンパクトデスクトップ3Dプリンタとしては初めて、12種類のマテリアルに対応しています。より自由度の高いコンシューマーグッズ、電子機器、医療機器、その他の産業向けソリューションとして高度なワーキングプロトタイプやパーツを提供し、設計コンセプトをテストできます。
  • より速く、より生産性の高いハンズフリー操作を実現: Objet Eden260VS/Sは水溶性サポートを導入しました。仕上げやディティールにも妥協することなく、高ボリュームのプロトタイピングを求めている企業に理想的です。

Objet Eden 260VS/S 水溶性サポート対応 高解像度3Dプリンタ

Objet 30Prime 業界最高水準の積層ピッチ14μm、複数マテリアル対応のデスクトップ3Dプリンタ

Connex全9製品から選べる"トリプル・ジェッティング"

APJ Newsletter Issue 3 image 15APJ Newsletter Issue 3 image 21APJ Newsletter Issue 3 image 22


新たな年を迎えて -片山浩晶

ストラタシスジャパン 片山

 

お客様各位

謹んで新年のお慶びを申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り心より厚く御礼申し上げます。

2014年はストラタシスにとってまさに多忙なる1年でした。 マーケットから大きな反響をいただいたマルチカラープリンタ「Connex3」のリリースから始まり、2014年度だけで機械、樹脂を含めた新製品は総計で40種類以上にも上りました。販売台数も順調に伸び、グループ全体の世界累計納入台数は10万台を突破いたしました。

2015年、3Dプリンタは活用範囲をさらに大きく広げようとしております。従来の試作、開発分野から飛び出し、製品そのものを3Dプリンタで作る、所謂、DDM (ダイレクト・デジタル・マニュファクチャリング) がすでに米国を中心に始まっております。ストラタシスは、昨年米国大手サービスビューロー2社を買収し、DDMの分野に大きく舵を切りました。

また、昨年末にはGrabCADを買収しました。GrabCADは全世界200万人以上の設計者、エンジニアが会員となっているコミュニティーサイトです。そこでは50万種以上の3Dファイルが無料でダウンロードできます。ストラタシスはこのサイトを通じて世界中の誰もが簡単に3Dファイルにアクセスできる環境を構築しています。

これらの動きはすべてひとつのキーワードで表現することができます。それは「スピード」です。 製品開発スピード。市場投入へのスピード。変化に対応するスピード。 一歩間違えると昨日の勝者も明日の敗者になるのが昨今の市場経済ですが、受身ではなく優位に戦える環境を作るにはスピードがキーです。3Dプリンタはそのスピードをもたらす武器です。

そもそも3Dプリンタは試作をスピーディに行う、「ラピッドプロトタイピング」という分野で生まれた技術ですが、機器や材料の性能アップと3Dファイルへのアクセシビリティの向上に伴い、製品そのものを3Dプリンタで製造できるようになりました。また、金型や冶具など製品製造の際に使用されるツールも3Dプリンタで製造できるようになりました。これからは、より早く市場に製品投入するための工法のひとつとして3Dプリンタがどんどん活用されてまいります。

近い将来、従来の工法ではなし得なかった奇抜なデザインの製品や、顧客一人ひとり異なる形状の製品が出てくるでしょう。それらの製品の多くはネットを通じてダイレクトに消費者に販売されるでしょう。また、製品開発の一部はオープンソース化され、世界中の数万人の設計者が国境や産業を越えクラウドを通じて製品設計に参加する時代が来るでしょう。3Dプリンタおよび3D設計の知見やノウハウなしにこのような時代で勝つことは非常に困難です。

一方で、日本は世界有数のものづくり大国。日本の匠の技に裏打ちされた高品質は、世界一といって過言はないでしょう。日本の「品質」に「スピード」という概念を少しでも付加することが出来れば、日本のものづくりは必ずやより力強いものとなります。

2015年、3Dプリンタを取り巻く世界の動きを日本市場にご紹介し、日本のものづくりに役立てていただくことが我々ストラタシスジャパンの使命だと考えております。そのためにストラタシスジャパンは今年も失敗を恐れず挑戦し続けます。

どうぞ本年も何卒ご指導、ご支援を賜りますようによろしくお願い申し上げます。

敬具



Dare ∙ Explore ∙ Embrace ∙ 3D Printing

2014 年11月15日、TEDx 香港 2014 が香港サイエンスパークで開催されました。テーマは「GREEEN」。Stratasys AP Limited、 アジア太平洋地域&日本担当ゼネラルマネージャー、 Jonathan Jaglomが、この非常にダイナミックで刺激的なイベントで登壇しました。

Jonathan は、「Dare・Explore・Embrace・3D Printing (3D プリントに挑戦、探求、そして採用)」というテーマで変化について語りました。

 

APJ Newsletter Issue 3 image 1APJ Newsletter Issue 3 image 2APJ Newsletter Issue 3 image 3APJ Newsletter Issue 3 image 6


パイオニアの製品開発における、ストラタシスのPolyJet™ 3Dプリンティング技術の活用事例

ストラタシスのPolyjet™ 3Dプリンティング技術が、カーエレクトロニクスメーカーパイオニア株式会社(以下パイオニア)のヘッドアップディスプレイ「AR HUDユニット」の製品開発において活用された事例を発表しました。

Pioneer

パイオニア カロッツェリアのカーナビに搭載されている「AR HUDユニット」は、運転席上方のサンバイザーに設置して、リアルタイムの道路状況やルート案内などのAR(拡張現実)情報を実際の風景に重ねて表示する革新的な次世代車載ディスプレイです。 カーナビが配置されるコンソールに目を落とすことなく、ドライブに必要な情報を確認でき、ドライバーの目の動きも軽減されるなど、安心・快適なドライブを実現します。

パイオニアは、3Dプリンタを導入する2006年まで、多くの製品で複数回の試作を重ねて開発を行っており、その試作部品の多くを外注していました。しかし、世界との市場競争が高まるなか、開発プロセスのなかで繰り返し行われる試作の回数や、その結果発生する開発費やリードタイムを含めたプロセスの改善が課題になっていました。そこでパイオニアは、開発効率の向上、開発費の削減、開発リードタイムの短縮を目指し、バーチャルエンジニアリングを推進するとともに、一部内製化した試作品の製作にストラタシスのObjet® Eden250™ 3Dプリンタを活用しました。

プレスリリース

3Dプリンタ活用事例 パイオニア株式会社





3Dプリントでラブストーリーをアートに

ラブストーリーを3Dオブジェクトに変換!

ブラジル人建築家/アーティストのEstudio Guto Requena氏は、Stratasys 3D プリント テクノロジーと人間の感情とを組み合わせて、ユニークな装飾を施した日用品、ボウル、花瓶、皿などを製作しています。

Requena 氏は参加者に恋人、家族、友人に関することを語ってもらうよう、依頼します。参加者が話している間、彼らの心拍数、脳の活動、声の波形を記録していきます。収集されたデータは、ソフトウェアプログラムに入力されていき、それに基づいて、3D プリントの STL ファイルが作成されます。これが参加者の語ったストーリーの構造形態表現となります。この構造データから、フルーツボウル、ランプシェード、皿などの日用品に 3D プリントされていきます。個人の記憶や感情が組み込まれた、美しいデザインを造形します。

APJ Newsletter Issue 3 image 19

脳波・声の音声の波形・心拍数の測定を組み合わせて、STL ファイルが作成されていきます。

APJ Newsletter Issue 3 image 12APJ Newsletter Issue 3 image 20APJ Newsletter Issue 3 image 8

(左)祖父への愛により 3D プリントされた花瓶 (中央)母への愛によるフルーツボウル
(右)パートナーへの愛によるランプシェード

このラブ・プロジェクトについては、こちらのビデオをご覧ください。



ご挨拶 - Jonathan Jaglom

お客様各位

Jonathan Jaglom profile picture

弊社は、2014年もアジア太平洋地域で記録を打ち立てることができました。昨年は、皆様のニーズに応えるために、カスタマーサポートのチームを拡大し、多くのリソースを投資しました。

2015年は、アジア太平洋地域の活動をさらに拡大し、あらゆる活動において、サービス標準をさらに高く設定いたします。当社では、組織構造を大幅に変更することを計画しており、さらに強力なサポートを実感して頂けるよう、努めてまいります。

この機会に、謹んで新年のお祝いを申し上げます。皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

Jonathan Jaglom
ゼネラルマネージャー, Asia Pacific & Japan
Stratasys AP

Stratasys Ltd. © 2015. All rights reserved. See stratasys.com/legal for trademark information.